3月1日(水)に、春日高校体育館にて、「第43回卒業証書授与式」を挙行しました。 来賓、保護者の方々に見守られながら、卒業生385名が巣立っていきました。
式典では、卒業生代表1名が、校長先生より卒業証書を受け取りました。 次いで、校長式辞、PTA会長祝辞、同窓会長祝辞(同窓会副会長代読)を賜りました。また、在校生送辞が、生徒会長(44期生・現2年生)によって読み上げられました。
式辞において、校長先生は次のように述べ、これからの人新世(じんしんせい、ひとしんせい)を生きていく卒業生へエールを送りました。
「(課題解決に際して)忘れてならないのは、利己主義ではなく利他主義的な心の持ちようです。思想家ジャック・アタリが言うように、現代社会は利己主義と利他主義の戦いです。遠くに住む見えない他人、まだ生まれてきていないだれかの幸福に関心をもつことです。そしてその「だれか」には「明日の自分」も含めてください。未来の自己を視野に入れた利他主義、すなわち「春日五常」の実践がみなさんの人生を幸福にします。」
その後、卒業生答辞と記念品(デジタル・サイネージ一式)の贈呈が行われました。 答辞の中で、代表生徒は次のように自分たちの高校生活について述べました。
「私たちの高校生活は我慢しなければならないことが数多くありました。それでも僕は決して不幸だったとは思いません。その困難の中で学校生活、行事をやり遂げたことはこれから待っている未来への糧になると心から信じています。」
コロナ禍で様々な困難と立ち向かい続けなければならなかった3年間でしたが、その43期生のがんばりのおかげで春日高校の伝統は無事に引き継がれました。
43期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。 |