キャリア教育
「学び」の動機は、学ぶことそのものの喜びや知的好奇心にありますが、自分の将来を具体的に描くことができるようになることによって大きく前進します。 そのための進路意識の高揚を目指し、総合的な探究の時間、HR活動、各教科の時間や様々な学校行事の際などに、計画的・組織的なキャリア教育を行い、個に応じた進路意識を育てていきます。
「Kプロ」~総合的な探究の時間
本校では「総合的な探究の時間」を「Kプロ」とよんでいます。
正式名称は、「KH(春日からHassin)プロジェクト ~グローバル&グローカル人材の育成~」です。
この名称には、春日から地域に、そして世界にHassin(発信×発進)できる人材に育ってほしいという意味を込めています。第1・2学年で春日市の地域探究およびSDGsを中心とした探究活動を実践し、最終学年では希望進路の決定を目指します。将来的には、地域で・世界で活躍する人材の育成を図ります。
「Kプロ」の内容
1年次:社会や地域の社会問題の発見と大学研究を通じた学問探究
2年次:持続可能な社会の実現にむけた諸課題解決のためのグループ探究
3年次:自己実現のための計画づくりと進路探究
令和2年度の取り組みと今後について
令和2年度より春日市と包括的連携協定を締結し、総合的な探究の時間において人的交流および協働の取り組みを進めてきました。具体的には、第1学年を対象に市役所職員による出前講座(10講座)を企画・実施しました。生徒は、出前講座での学びから地域探究を行い、最終的には、地域の魅力や課題を分析および考察し、春日市役所に提言を行いました。代表グループの提言は、4月20日から2週間程度、市役所内に展示されました。
第2学年の課題探究においては、中間発表と最終発表において九州大学と密に連携を図り探究活動を進めてきました。
令和3年度の探究活動において、春日市(行政、地元企業等)や九州大学を中心に産学連携を図ることで更なる充実した教育活動を展開してまいります。