エピソード〔1〕~春日を磨け

昭和53年(1978年)に設立した福岡県立春日高等学校。開校当時はまだ校舎がなく、福岡県立盲学校を仮校舎として、その歴史を歩み始めました。

昭和54年(1979年)、現在の新校舎ができあがります。1年間、仮校舎を使わせていただいた感謝の心と、新しい校舎を大切にしようとする気持ち。 当時の春日高校生たちは床に膝をついて、校舎の隅々まで、きれいに磨きあげました。春日生が熱心に掃除に取り組む姿はここから始まりました。

春日高校では、「春日を磨け」として定期的に校舎の大掃除をおこなっており、熱心に掃除に取り組む姿勢は今でも受け継がれています。

応接室の壁には、汚れた壁ときれいに磨き上げた壁が比較できるように残されており、春日高校の歴史を感じることができます。

エピソード〔2〕~校庭の桜は一年間無欠席の証

桜の木を植えよう――。

開校当時の春日高校の校庭には桜の木がありませんでした。そこで始まったのが、「一年間クラス無欠席を達成すれば、全員の名前を刻んだプレートと桜の木を記念植樹する」という取り組みです。

これまでたくさんのクラスが「一年間無欠席」を達成し、今では校庭いっぱいに桜の木が並んでいます。春には、たくさんの桜が新入生を迎えてくれます。

校庭が桜で埋め尽くされた今は、クラス全員の名前が刻まれたプレートが体育館入口に掲げられています。

エピソード〔3〕~季節の花が薫る校庭

校門から昇降口、正面玄関、そして中庭。そこには季節によって異なる彩りをはなつたくさんの花々や木々が植えられています。

自然いっぱいに恵まれた環境。 これらの花々は、各クラスから選ばれたグリーンスタッフの生徒たちが毎日心を込めてお世話をしてくれています。

エピソード〔4〕~カメ棺埋まる校庭

春日市には、奴国の中心地とされる須玖岡本遺跡(国指定史跡)があります。 昭和54年・55年(1979年・80年)の発掘調査では、弥生時代中期のカメ棺墓や土壙墓(どこうぼ)が多数出土しています。

昭和54年(1979年)に春日高校の校舎を建設した際にも、多くのカメ棺が発見されました。春日高校のグラウンドには今でもカメ棺が埋まっているとされています。春日高校は太古の歴史を感じることができます。

教室棟

特別教室棟

1階

2階

3階

4階

体育施設等

エトセトラ

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