中学校よりも高度な内容を学習する高校の授業。高校生はどんなことを勉強しているのでしょうか。今回は1年生の家庭基礎の授業を紹介します。
単元
家庭基礎 食生活と健康
今日の目標
食品の調理上の性質について理解し、目的に応じた調理に必要な技能を身に付ける。
授業の内容
今回は調理実習です。1コマ50分の授業が、2コマ続けて行われます。
主食には、たまご・そぼろ・いんげんを使った「三色どんぶり」、汁物には「すまし汁」、副菜には「ほうれん草のごま和え」を作ります。この実習をとおして、ごはんを鍋で炊いたり、野菜を下ごしらえしたりなど、調理に必要な技能を身に付けます。
生徒たちは事前に座学で調理手順を学んでおり、調理実習は学んだ内容を実践する場となっています。はじめに、先生が調理の際のポイントを説明します。鍋に野菜を入れるタイミング、火を通す時間など、実際に目で見て確認します。
先生の説明が終わったら、調理開始。調理は5人一組のグループで行いますが、中学校に比べて一度に調理する品数が多いので、それぞれが役割を担って調理を進めます。調理時間はおよそ50分です。
上の写真が完成品です。完成したグループから、先生の点検を受けて試食。生徒からは「どれもおいしい」、「炒り卵をつくるのが難しかった」といった声が。今回、かつお節と昆布で最高の出汁をとることに生徒たちは奮闘し、その旨味を再確認しました。10分~15分程度で試食を終えると、食器洗いや掃除などの片づけを行います。
片付けを終えると、事前に配られていたプリントに「実習の反省・感想」を記入して授業を終えます。
調理実習をとおして、生涯にわたって健康な食生活を営むための必要な技能を身に付けました。
関連ページ
|