大運動会の会場に鳴り響くBGMと競技を盛り上げる実況アナウンス。そして、プログラムの司会進行。運動会の引き立て役として重要なポジションである放送部。放送部ならではの苦労を、放送部部長に伺いました。
会場で流れるBGMは毎年、流行の曲が流れているようですが、どのように決めているのですか?
全校生徒にアンケートを取り、昨年使用した曲を除いた上位20曲を採用しています。集計は放送部の1年生がパソコンでやってくれました。全校生徒のリクエストを集計するのでたいへんですが、だいたい1週間くらいで集計しました。
アナウンス原稿はどのようにして作っているのですか?
原稿は運営本部から貰いますが、人文字やダンスなどは担当のセクション長に書いてもらった原稿を読んでいます。原稿は8月中に貰って、そこから練習します。本番通りに屋外のマイクで練習というわけにはいかないので、部室で練習を続けています。
ひとつの競技につき何人体制でアナウンスをしているのですか?
メインが1人、音楽を流すサブが1人の合計2人体制です。ただ、部活動紹介だけはメインが2人、サブが1人の合計3人体制で行っています。すべての部活動を紹介すると、読む原稿の分量が増えるので、声が枯れてしまうこともあります。なので、部活動紹介だけは3人体制です。
アナウンスをするときに大変な点や気を付けている点はありますか?
実況などは次の瞬間には状況が変わっていることが多いです。だから、その流れに遅れないようにするのが大変です。
実況で間違った情報を伝えないようにするために、メインで話す人のほかにサブの人が付いて、競技の状況を整理し、放送する人に伝える役割を作っています。見る役と話す役を作って、できるだけ正確な情報を伝えられるようにしています。
また、不測の事態で笑ってしまわないようにすることにも気を付けています。慌てたり、パニックになったりしないように、常に落ち着いて放送できるように本番までしっかり練習します。人の名前や競技名、曲名など大事なところを絶対に噛まないように頑張ります。
最後に、大運動会への意気込みを教えてください。
部員全員で協力して、放送で大運動会を創り上げたいと思います。
日々のアナウンス練習から、テレビ番組・ラジオ番組の制作など幅広く活動している。3年連続NHK杯全国大会出場。
[大運動会のウラ側]