勇往群青(ゆうおうぐんじょう)
勇ましい「勇魚」とも表現される鯨を月明かりで照らすことで、勇ましく前進する。輝く青ブロックを表現しています。
獅子奮迅(ししふんじん)
勢い激しく奮闘し、勝利をつかむ赤ブロックを、連獅子で表現しました。
綺羅(きら)
勇ましく虎と優雅に空を舞うエンスウ(※)で黄ブロックの男女が進撃する勢いを真夏に咲く向日葵で全員の協力と美しい調和を表現しました。
※エンスウのエンは“宛”に“鳥”「宛鳥」、スウは“芻”に“鳥”「芻鳥」。鳳凰の一種。
プール下の倉庫から、パネルを作業場まで運び出します。体育館下ピロティや職員室下ピロティにパネルを運び出すと、本格的にバックボード製作が始まります。
パネルは前年度と同じものを使うため、前年度のバックボードの絵がそのまま残っています。前年度の絵の上に白ペンキを塗っていき、下地を作ります。
バックボード長が描いた原画を見ながら、チョークで線描きしていきます。線の角度、曲線などを忠実に再現していきます。全体のバランスも見ながら、微調整をしていきます。
チョークで描いた線をもとに、おおざっぱに色を着けていきます。この部分は赤、この部分は黄色など、大まかな色塗りです。
細かな影を付けたり、グラデーションの具合や色味を調整したりしていきます。何度も重ね塗りをして、力強い絵画に仕上げていきます。
バックボードを地面に並べて、建物の上からバックボードの出来具合をチェックします。絵のバランスや見栄えなどを確認し、美術の先生からもアドバイスをもらいます。
パネルチェックで確認した修正箇所を手直ししていきます。本番直前まで細かな修正を繰り返していきます。
大運動会前日にバックボードがスタンドに設置されます。各ブロックのスタンド上部に掲げられた巨大絵画は迫力満点です。多くの人が共同で創り上げたバックボードにご注目ください。